掛軸についてまとめ
はじめに
いままでtumblrでブログをかいていましたが、はてぶデビューしてみました( ^ω^ )というのも、はてな社員さんのtweetみてると、はてなってめっちゃホワイトそうだし楽しそうだしオフィスにでっかいリラックマあるし、はてなで働くのめっちゃありだ!!(働けるとは言ってない)って気持ちになって、だったらまずはてなのサービスを知らないといけないと思ったからです。そして、はじめたからには何か記事を書きたくなって、なに書こうとなった結果、掛軸について書くことにしました。
発端
そもそもなぜ掛軸かというと、それが卒論のテーマだからです。そしてそのテーマが決まったのは1週間前、卒論提出まで約2ヶ月前のことです。B4にして、9月始めから11月終わりまで3ヶ月のフルタイムのインターンに行くという超チャレンジングなことをした結果です。一応、もともと7月の時点では決まっていたのですがさすがにそのテーマを2ヶ月でやるのは厳しいという判断して、先生も何か適当なものはないかと考えてくれて掛軸のOCR的なものをやろうということになりました。そういうわけで最近は画像処理的なことをしています。画像処理に関する記事を書くことも考えましたが、openCVのライブラリに頼って、
関数に突っ込む!!!→なんかそれっぽい!!!
以上のことはしていないのでわざわざ書くほどのことではないし、私が書けるようなことはすでにどこかの強い人がまとめてくれているのでそれを読めば十分なのでやめました。自分にしか書けないことってなんだろうと考えた結果、掛軸だという結論に至りました。たった一週間ですが、この一週間ひたすら「軸 ○○(禅語)」で画像検索して画像データを手で集めて、その画像を処理して、というのを繰り返しています。この1週間、世界中の大学四年生のなかで一番掛軸のことを考えていたのはおそらく私です。ということで、掛軸について書くことにしました。
掛軸にまつわるエトセトラ
これから書くことは、1週間ひたすら禅語辞典をよみ、掛軸を画像検索しまくった結果、私が抱いた感想です。ことの真偽はしりません。
①掛軸は誰が書くか
昔の人が書いてそうなイメージありませんか?少なくとも私はそう思っていました。なんか今もご存命の方が書いてるものは、価値が低いというか、なんというか、由緒正しくないみたいなイメージをもっていました。なので最初は頑張って、昔の人が書いたっぽい掛軸の画像を探しましたがあまり見つかりませんでした。画像検索して出てくるような掛軸の多くは現代の方が書いているようです。こう言うと、それはそうという感じがしますね。現代の誰が書いているかというと、和尚さんが多いようです。掛軸界での強和尚さんを私の感覚で勝手に決めさせてもらうと以下の感じになります。
- 小林太玄
- 足立泰道
- 福本積應
- 橋本紹尚
- 福代洋道
- 上田玉蜂
- 佐藤朴堂
- 前田宗源
こんな感じです。この方たちは掛軸界のレジェンドといった感じでしょうか。たくさんの掛軸を書いてくださって大変お世話になっておりますといった感じです。
②掛軸はどこにあるか
「検索すると画像幾つかは出てくるんだけど、データが足りなくて困ってるんだよねー(´・_・`)」
というと、みなさん優しいので考えてくれます。そして、結構な割合でこういわれます。
「美術館?とか博物館?とかいって写真とらせてもらえば?」
わかります。その気持ち。掛軸ってなんかめっちゃ昔のものでめっちゃ価値があってなんかめっちゃやばい、みたいな感じしますよね。もちろん、そういう掛軸もあるでしょうが、①で言った通り、普通の人が普通に目にする掛軸の多くは現代の和尚さんによって書かれています。つまり、いちいち美術館とか博物館には飾りません。写真を撮りに行くなら掛軸やさんとか茶道具やさんとかでしょうか。
③掛軸は無限にあるか
おたくの集まる学部で"無限"とかいう単語をむやみに使うと無限警察がとんできて、「本当に無限?」と問い詰められるので気をつけましょう。そして、無限という言葉が使われる対象はたいていの場合有限です。今回も有限です。それはあたりまえなのですが、なにが言いたいかというと"有限すぎるほど有限"なのです。先生はテーマを決めたとき、こう言いました。
「まぁ、頑張って手でデータ集めてニューラルネットワークやらなんやらで学習させたらなんかできるやろー」
そして、私はひたすらデータを集めながらこう思いました。
「いや、機械学習できるほどデータないって、先生どういうこと、え、先生本当にニューラルネットワークとか機械学習とか分かって言ってるの??」
失礼な話ですよね。無限(有限ですが)のパブ、PhD、才能を持ち合わせ、神とまで呼ばれる先生を、一卒論生が疑うなんて。でも、逆にわかっているのなら何で機械学習できるとおもったのかがわからない。しばらくして、やっと気が付きました。先生は掛軸が無限(有限ですが)にあると思っているのだと。掛軸が無限とか有限とかどういうことかというと、画像検索して手に入るような掛軸のほとんどは、①であげたような和尚さんたちによって書かれています。そして、何枚も同じ言葉の掛軸を作るために同じ言葉を和尚さんが何回も書くわけではありません。当然複製です。また、掛軸を書くすべての和尚さんがすべての言葉の掛軸を書くわけではありません。そういうわけで、画像検索して得られる、一つの言葉に対する画像データの種類は多くても6枚7枚くらいです。つまり、全然データが足りない!!!!前途多難!!!!
おわりに
「はじめに」で始めたら、「おわりに」を書かないとコンパイルエラーを起こします。なのでおわりにの章をつくりましたが、特に書くことはありません。強いて言えば、掛軸は縦書きか横書きかどっちかにしぼってくれ、ましてや、一枚のなかに両方出てくるとか論外!!!そして、軸の文字の周り(?)黒っぽい地にするのやめてくれ!!!黒っぽくさえなければ、黒の抽出だけで文字が取れるのに!!!画像処理が大変なんじゃ!!!!!ということです。